王子との賭けによって一週間祈ることをやめ、
祈りなしでは国が護れないことを証明したルイーゼ。しかしそれは、彼女が聖女の役目から逃げられないことを指していた。聖女としての勤めに誇りを持ちながらも、自由な生活に憧れ始めたルイーゼはすべての原因である魔窟を完全に封じることはできないかと考え始める。そんな彼女は度々不思議な夢を見るようになった。
それによると、どうやらルイーゼには歴代の聖女とは違う力があるようで――?
ヤオアイラ
八緒あいら
2021年1月『「聖女など不要」と言われて怒った聖女が一週間祈ることをやめた結果→』にて出版デビュー。両片思いを書くのが好きなことに最近気が付く。新しい試みに挑戦することが好き。
レジーナブックス執筆作品

国を守護する力を宿した、聖女のルイーゼ。彼女は毎日祈りを捧げることで、魔物に力を与える「魔窟」を封印しているのだ。けれど長らく平和が続き、巷では聖女などもはや不要だという空気が蔓延していた。そんなある日、ルイーゼは王子であるニックに呼び出され「キミ、聖女やめていいよ」と言い渡されてしまう。ルイーゼがいくらその必要性を訴えても、ニックは聞く耳を持たない。ならばと、ルイーゼは一週間祈ることをやめ、聖女の力を証明しようと決意。するとさっそく、不穏な出来事が頻発し始めて――Webで大人気の聖女ファンタジー、待望の書籍化!
